新ドラマも始まり、というか、始まってるどころか話も進んでる今日この頃。
今さら感がハンパない、前クールドラマ、きょうは会社休みます。最終回振り返り、続き。
②-1を書いてから2週間以上経ってるし。
でも書く(笑)





―それから1年後。

花笑は、総合職として忙しく、多少のストレスをためつつも充実した日々を送っており、見た目も出来る女風になりました。
そして、田之倉くんからのメールが。

「明日の12時の便で帰ります。」


いろいろあった思い出の紅岩を訪れる花笑。
ところがなぜか、ぶっしーさんは眼鏡を外した花笑が誰だかわからない。
眼鏡をかけても名前を思い出さない。
そんなばかな(笑)
田之倉くんが1年前に何回か連れてきた女性、ってだけなら、まあ、もしかしたら顔もうろ覚えってこともあるかもしれない。
そもそもぶっしーさんは、いつも花笑のことを「彼女さん」って呼んでたので、名前の印象は薄いのかもしれん。
でも、紅岩は、花笑がひろ乃や田之倉くんの元カノと女の戦いを繰り広げた戦場ですよ。
あんなことがいろいろあって、花笑の存在を忘れるわけがないでしょうが。

この中での1年という時間の描写には、どうにも無理がありますが。


そして、田之倉くんの帰国当日。
朝食の席で、両親に、今日帰国する田之倉くんを空港に迎えに行く、と言って驚かせます。
いや、なんでそれを今言うの?(笑)
まだつきあうかわからないとか言ってたんじゃないの、アナタ。
再会して、もうちょっとカンケイ進んでから報告しなさいよ。
結婚するって言って破談になった相手よ。オヤも心配するでしょうが。

ていうか、
<今はつきあっているわけではない、つきあうかどうかはこれから>
という、1年後の現状設定に、そうなの?って感じだったんですが。

「待ってていい?」
「待ってて」

って、あれ、ヨリが戻ったってことじゃないの?

<お互いにまだ好きなのは確認できた、でもいろいろ考えることもあるし、1年間はお互い他の恋愛はしないで保留にして、1年後にあらためて考えましょう>
っていう縛りだったの?
な、なんか複雑だな…。

今日、会社を休ませていただきたいのですが、と職場に電話する花笑。
当日の朝に、どうしても外せない用で、なんて理由であっさり休ませてくれる職場も珍しいですが。
いや、まあ、事前に申請して有休を使うとかしたら『きょうは会社休みます。』にならないですからね(笑)


そして空港に田之倉くんを迎えに行きます。
そこにはちょっぴり大人っぽくなった田之倉くんの姿が。
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「ただいま」
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「お帰り」
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「行こっか」

うなずく花笑。
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並んで歩きだす二人。
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ここの田之倉くんの、ちょっと迷ってて、ぎこちなくて、なんとも言えない表情がいいの。
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ちょっと迷ってから、手を差し出す田之倉くん。

ここ、好きだな。
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「青石花笑、31才。
元彼と、2度目の恋が始まる。」


ちょっと物足りない…なんて言ってたけど、このラストでよかったのかも、って思えたり(前と言ってることが違う 笑)
綾瀬さんが最終回当日の生放送の番宣で、ラストについて「未来があっていいなと思います」って言ってたけど。
最後の、手をつないで歩いていく、お互いをちょっと照れたように見つめるふたりの表情、素敵でしたね。

しかし。
無理をしなくなった田之倉くんは、アメリカからのあっさりメールに表われているように、超クールなマイペース男になっちゃうのか??
キュンな振る舞いをしてくれない田之倉くんなんて田之倉くんじゃない!(笑)
いやー、でもツンデレな田之倉くんもアリかも??



思い起こせば、3か月前、軽い気持ちで見た1話で一気に持っていかれ、それから毎週本当に楽しみで。
翌週まで何度も見直したりして、きょうは会社休みます。に、そして田之倉くんにハマりすぎた日々でした。

このドラマは、特にメインのふたりがこの人以外ありえない、というくらいのハマり役で、綾瀬はるかさんと福士蒼汰さんでなければ成立してなかったと思います。

夢みたいな設定なんだけど、綾瀬さん演じる花笑ならありえるかもと思わせてくれる。
可愛くて、でも洗練されすぎてなくて、それでいて一瞬ハッとするほどの美しさを感じる時がある。
花笑のキャラクターに説得力を持たせることができるのは、彼女以外考えられないですねー。

そしてまわりを固める人たち、それほど出番のない人に至るまで、役のイメージに合う人がきちんとキャスティングされていたのがすばらしかった。
みなさんそれぞれハマってて、それぞれの役が個性的で、違和感なく物語に引き込んでくれました。
配役って本当に大事なんだな―と実感。


そして!
福士くん演じる田之倉くんがとにかくカッコよくて、理想の男性像を体現してくれてましたね。
見た目も、雰囲気も、そしてちょっと棒っぽい喋り方も(笑)田之倉くんのキャラクターに何もかもぴったりで。

若くて背が高くてイケメンで、それなりに恋愛経験はあるけど遊び人ではなくて。
年下だけど頼りがいがあって引っ張っていってくれるけど、時折年下らしく甘えてきたり。
モテるけど彼女に一途で、迫ってくる女性も一刀両断。
彼女に気がありそうな男性には、程よい嫉妬心を見せて、愛されてる感を実感させてくれる。
こんな男の子が朝ごはんとか作ってくれるんだぞ(笑)

最初の時にも書いたけど、それでいて程よいリアリティがあるのですよね。
過去のトラウマや家族との不和で愛情に飢えている男の子に母性を発揮して、彼がその愛情に救われたり、
お金持ちの苦労知らずクンに一発ガツンとくらわせてやって、今まで会ったことのないタイプに彼が撃沈、
とかではなくて。
それなりに育ちの良さは感じられるけど、アルバイトはなるべく時給の高いところを選ぶ、ごく普通の大学生。
ただちょっとかっこよくて、優しくて、頭がよくて、頼りがいがある、みたいな(笑)
案外ごく普通の恋愛なんですよね。

もともと職場の社員とアルバイトの大学生。
前から知っている間柄で、劇的な出会いでもない。
ずっとあった日常生活の中で、ほんの少しの想定外な展開から起こる。
この<日常の延長感>が女子が思わずハマってしまう要因かしら。


それと、このドラマって基本的に悪人がいないんですね。
みんな悪意がなくて、一生懸命生きてて。
そんな中で、変化のない日常から少しだけ強引に引っ張り出そうとしてくれる人が現れる。
もちろんうまくいかないこともあったけど、周囲の人や家族は温かく見守ったり応援してくれる。
一見普通っぽいけど、実際はこんなに恵まれた環境ってなかなかないですからね。
見ていて本当の意味で嫌な気持ちに絶対ならないのも、このドラマの魅力でしょうか。


直後の感想ではSPドラマでやってくれないかなーとか書いたけど、もしまたやるなら、『きょうは会社休みます。2』で連ドラのほうがいいかなー。

これだけ、
<人を好きになるとは?結婚について。一緒に人生を歩んでいくこと。>
って命題を掲げたわけですから。
2人の結婚まで見たい♪っていうのでSPより、また連ドラでそこのところを描いていただきたいなと。
基本ラブコメなんで、あんまり理屈っぽくなり過ぎるのはヤダけど。
もちろん最終的には2人のハッピーエンド前提でですよ(笑)

福士くん、ブログで最終話の時に、

「田之倉くんと花笑さんをこれからもよろしくお願いします」

って書いてて。
これって、また会えるってこと??
まー、思い入れのあるこのキャラクターをずっと愛してあげてくれたら嬉しいです、っていうようなことが言いたくて、別にまだこのキャラ続くからね、っていう含みで言ってるわけじゃないんだろうとは思いますよ。
でもなんかちょっと期待してしまうよね。


実は終わった後は、それほど見直してないんです。
普段すごく好きなドラマとかって、寝る前とか朝支度しながらとか、お気に入りのシーンだけ、とか見たりして楽しんだりするんですけど。
きょうは会社休みます。は、ラストを見終わった後、ほのかなせつなさが残る感じがね、ストーリーとしてよかったというのとは別で、少しだけ気軽に見づらいのです。
なんか逆に真剣に見過ぎだよ、って言われそうですが(笑)

これだけハマれるドラマも当分出会えないだろうなー。