『セカンド・ラブ』にハマってます
早く始まらないかな~と心待ちにしていたこのドラマ。
亀梨和也さん×深田恭子さんのキャスティングもいいですよね。
亀梨さん、なかなか好きでして、番組表で見つけるといつも録画予約(笑)
キザがサマになるというか、スター性ある方って好きなんですよねー。
こちらの地域では、金曜23時台は『探偵!ナイトスクープ』が鎮座しているので1時間ほど遅れてのスタートなんですけどね。土曜日になっちゃってます。
脚本は、『セカンド・バージン』の大石静さん。
セカンドバージンはちゃんと意味があったけど、セカンドラブって何が二番目の愛なのかようわからんぞ。
タイトルロゴまでセカバに似てる。
それと映像も。
画面が明るすぎない、肌の質感とか生っぽさの残る感じの映し方とか、セカンドバージンもこういう映像だったな~。
他局のドラマなのにちょっと意識し過ぎなんじゃ…。
セカンドバージンは好きだったけど、その後の彼女の描く濃ゆい恋愛ものドラマはなんだか迷走してる気がしてて。
最初おもしろそうと思って見るんだけど、途中で脱落とか、最終回が??みたいなことが多くて。
なんの火種もないのに突然病的な嫉妬心や猜疑心を発動しだして、そもそも発端がわからず、その狂気が意味不明でどうにものっかっていけず、とか。
今回もとっかかりが若干説得力に欠けるので、どうなんかな~と少し心配しつつも、初回からダダハマりです。
亀梨さん演じる慶が深田さん演じる結唯に恋に落ちるきっかけは、劇的ではないのに盛り上がり方が急速で、なんかわかったようなわからんような。
運命云々より、シンプルに、一目惚れ、とか言ってくれたほうが納得いきやすいんだけど。
死にたい気持ちになっているときに、目に入った女性。
次は吸い込まれるように陸橋の柵に足をかけた瞬間にかかってきた電話に我にかえる。
そしてまた絶望的な気持ちになっているときに目の前に現れる。
必然か偶然か、その重なりに運命を感じてしまう。
単なる偶然だろ、と言ってしまうと身も蓋もないですが。
ドラマ的運命の出会いのようでもあり、恋愛とはそういう思い込みや浮かれた勘違いから始まってしまったりするもの、という両方のスレスレの描写のようでもあります。
校門前での待ち伏せも、ドラマの中では、携帯番号を渡した時以外ではその前の1回だけですぐ追い返されたと思ってたけど、ドラマの公式サイトのストーリーを読んでたら、毎日のように正門前に現れるようになったと。
こりゃ完全にストーカーです。
しかし。
普通の人がやったらストーカーでも、イケメンがやると情熱的な人、ってことでギリ乗り切れる、か??
まーでも、ちょっと強引かも、な持っていきかたも、この際よし。
だって何はともあれ、先が気になるから。
これぞ連ドラの醍醐味でしょう。
と言いつつ。
いろいろひっかかる描写も。
公務員が、安定してるけど単調でつまらない、って扱いも??
公務員って、今はかなり人気の職業で、採用試験も難しいはずだし。
あんなに卑屈な感じかしら??
「なんとかひっかっかた」っていうのもなんか違和感。
公務員の描写がなんだかふた昔ほど前の感じ。
あと、生徒たちに結唯があそこまでなめられてるのもなんでかいまいちよくわからない。
そして「女として終わってる」扱いがすごすぎる。
女性は年を重ねるごとに、女としてどころか、人権がすり減っていくかのような。
ていうか、ホントに実際生徒にあんな扱いされるってあるの…??
女子高特有の女同士の関係性??
もしそうなら先生ってほんとにタイヘンだな…。
そして反対に、結唯が生徒の若さをそこまで意識し、打ちのめされているのもいまいち理解できない。
こんな人、いる??
にしても、深キョンは、見た目とかスタイルとかを超越した可愛らしさがありますね。
今回も不器用でいてしたたかで、普通っぽくて、でもあのゆるフワロングを解き放つと(笑)爆発的な色っぽさを発揮。
慶との出会いから、どうして今まで栄えてなかったんだってくらい圧倒的な魅力を放っております。
早見あかりさん演じる綾子がダンサーとしての慶を必死で気遣ってるけど、だからってどうにもならない。
恋とはそういうモンダイではない、と一刀両断。
誰より慶の日常や将来を心配していようが、びっくりするくらい慶の眼中に入ってない。
夜中に押し掛けてくる結唯のほうが愛しく思われるんですよね。
その空回り感の描写が絶妙。
3話で、綾子に
「慶をダメにしたらあんたを殺すから」
って言われた結唯が、
「ダメにしません。だからあなたにも殺されません」
って返すとこ、好きです。
瞬間に眼の中に涙が滲んで、でも静かに感情が感じられない話し方。
修羅場になりそうなとこをさらっと、でも精神的修羅場?
綾子、完敗。
ふたりは独身同士だし、依存度の高い母親とか、気持ちが残りまくりの元カノとか、いろいろ障害はありそうなものの、(結唯が不倫してたとは言え)特に禁断の恋ってわけでもないし、それをこれからもどう激しく保って、というか、これ以上盛り上げていくのか。
なんでそんな騒いでるのか分からない、とならずに、説得力ある<激愛>が展開されることを期待。